【第6回】できる人は3つの比喩と例え話を知っている!
こんにちは!ハヤです!
今回は文章力向上のための勉強の第6回目です。
本題前に前回の復習をします。
第5回は「わかりやすく書く!」でした。
- 中学生が読んでもわかるような文章を書く。
- 専門用語はなるべく使わない。
- 曖昧な定義の単語は最初に定義づける
これらができると「シンプルに書ける」につながることを勉強しました。
⇩前回記事です!
前回のブログを踏まえ、中学生が読んでもわかるような文章を書き、少しでも役に立てるブログを提供するように意識しています。
ブログは第6回までの勉強を蓄積しながら書いています。
第6回目のテーマは
「比喩・例え話を使う!」
です。
国語の文法の授業で、比喩表現は習いませんでしたか?
私は得意ではありませんでした。
表面的なことばかり覚えようとしたからできなかったと思っています。
ですが文章力向上のため、復習兼弱点克服をブログで達成できるようにします。
では、本題に入ります。
比喩とは、何か他のものに例えることです。
比喩を使うと理解しにくいことがわかりやすくなり、またイメージしやすくなります。
比喩の中には「直喩」、「隠喩」、「擬人法」、「換喩」、「提喩」、「擬人法」などがあります。
比喩はこれらの表現の全体の呼び名です。
ちなみに「喩」という漢字は「例えて内容を理解させる」意味があります。
「○+喩」ときたら、
「オッケー!何かに例えるんだ!」と思って結構です。
比喩の効果
比喩を使う効果は4つあります。
- 行をショートカットできる
- 難しい内容をわかりやすく伝える
- 読み手がイメージしやすい
- 意味の強調ができる
①は説明に複数行必要な文章も、比喩を使えば1行で済むかもしません。
②はあなたが既に知っている知識と、これから話す話は同じと説明することで伝わりやすくなります。
③テレビで大きい敷地に「東京ドーム何個分」という表現を耳にすることがあります。
東京ドームが何個あってもイメージはできませんが、みんなが既に知っているものと結び付けることでサイズのイメージしやすくさせる効果があります。
④普通の文章でも比喩を足すだけで、強い文章ができます。
例えば、
一般:「あなたは美しい女性です」
比喩:「あなたは悪魔のごとき美しい女性です。」
いかがでしょうか?
「美しい」を「悪魔のごとき」でより美しい女性に仕上げることができました。
比喩は例えることだとわかりました。次は比喩についてもう少し掘り下げてみます!
この記事は「直喩」「隠喩」「擬人法」を使います
比喩の説明の際、たくさん表現があったことを説明しました。
その中で使える3つ
「直喩、隠喩、擬人法」をピックアップしました。
この3つが使えれば充分です。
直喩とは
直喩とは明らかに何かに例える用法です。
「まるで~のよう」や「~みたいな」で表現します。
例えば
一般:「この香水は匂いがします。」
直喩:「この香水は紅茶みたいな良い匂いがします。」
一般:「私の彼女の笑顔は、かわいいです。」
直喩:「私の彼女の笑顔は、カワウソみたいにかわいいです。」
一般:「見ろ!人を!」
直喩:「見ろ!人がゴミのようだ!」
いかがですか?
一般的な文章より④の「意味が強調」されていたと思います。
隠喩とは
隠喩とは直接の表現を避けて例えることです。
つまり直喩の「まるで~のよう」や「~みたいな」を使わずに例えます。
例えば
一般:「今日は暑いです。」
隠喩:「今日は灼熱地獄です。」
一般:「私の彼女は美しいです。」
隠喩:「私の彼女は太陽です。」
一般:「あなたうるさいです!」
隠喩:「高低差ありすぎて、耳キーンなるわ!」(例外)
擬人法とは
擬人法とは人間以外のモノを人間に例えることです。
人間以外とはモノやことを表します。
擬人の「擬」は「にせ、もどき」という意味があります。
擬人法の効果は主に3つあります
- 生き生きした印象を与える
- イメージが伝わりやすい
- 単調な表現を避けるため
例えば
一般 :「文章が書ける。」
擬人法:「ペンが進む。」
一般 :「犬の食事が高価です。」
擬人法:「犬の食事がお金持ちみたいだった。」
一般 :海が荒れている様子
擬人法:「海が怒っている」
このように擬人法はモノやことをあたかも人間であるかのように例えています。
生活のあらゆる場所からネタを探してみてはいかがでしょうか?
以上が直喩、隠喩、擬人法の紹介でした。
確認ですが3つの例を全て含めたものが「比喩」です。
これらが使えるようになり、余裕ができたらぜひ他の表現にも挑戦してみてください。
きっとあなたの表現の引き出しが広がると思います。
強い印象が欲しい場合
隠喩を使います
理由に入る前に、直喩と隠喩の違いを確認します。
直喩は「まるで~のように」や「~のみたいな」と例える方法でした。
一方、隠喩は一切省略してそのまま例える方法でした。
隠喩は実は「AはBである」と断定表現です。
よって直喩よりも隠喩の方が例え方に強い印象を与えることができます。
ただ注意があります。
隠喩は強い例えの印象を残せる分、読み手にもさまざまな意味に捉えかねないことがあることに注意してください。要も良くも悪くもとられやすいです。
1度に全部使うのは難しいです
最初は直喩から極めてみることをオススメします。
直喩ができると、自動的に隠喩や擬人法も使えるようになってくるからです。
直喩は「まるで~のよう」と直接的に例える話でした。
隠喩や擬人法は直喩の「まるで~」を省略します。
3つをいきなり使いこなそうとするのではなく、直喩ができれば、隠喩と擬人法ができるようになるので、最初は直喩を磨くことをオススメします。
知らないことを「知っていること」に例えます。
2つの違うものに、類似性や関連性を見つけ、それを結びつけて表現すると伝わりやすくなります。
1つここで前提があります。
Aという事象をBという事象に例えるとき
「読み手がBのことを知っている」
「AとBが間違いなく似ている」
ことです。
つまり読み手がBのことを知らなければ、説明は失敗です。
ここで例を2つ紹介します。
ケース1
実際に私が体験した話です。上司とのコミュニケーションです。
上司はAの話をしようとする時、上司が若かった頃のBの話をしていました。
当然私はそのBを聞いてもわかりません。
上司が私に話を寄り添うか、私が上司の時代を知ることが解決策だとは思います。
両方「AとBがわかる」前提があって、伝わります。
ケース2
初めての人に決算書を説明するとします。決算書は事象のAです。
「決算書とは1年に1回に出す会社の経営状況や財務状況を表す書類です。
と言われても初めての人はサッパリです。
教える人の能力がないことがわかります。会計の分野に精通していれば通じます。
前回の「中学生でもわかるような文章を書く」につながると思います。
書く行為が説明する行為に変わるだけで中身は同じです。
初めての人には、中学生でもわかるような決算書の説明をしてあげる必要があります。
相手にわかるBを考えます。
年齢は離れていたとしても、共通点があるはずです。
今回の場合、学生時代の「通知表」です。
Aを「決算書」、Bを「学校の通知表」
と共通の認識があったことで理解できました。
現実ではこの流れを一瞬で行わないといけません。
ただ急に言われて説明は難しいと思います。
日常で活かせる場所はあるはずです。常にアンテナを張ることが大切です。
まとめ:比喩や例え話を文章に混ぜてみましょう。
文章表現を向上させるために「比喩や例え話」を紹介しました。
出来るようになれば単調な文章から面白みがでてきます。
あまり意識して使ったことがなければ、まず「直喩」から使ってみましょう!
使っているうちに「隠喩」「擬人法」も使えるようになってきますから。
最後に「比喩」という言葉は、オールラウンダーみたいなものです。
「直喩」「隠喩」「擬人法」などすべての表現に「比喩」と言えますから。
ちょっと学んだことをさっそく活かしてみました。
「比喩や例え話を使う」でした。表現に困ったら戻って確認してみてください。
今回は以上です。ありがとうございました。
- 比喩とは何か他のモノに例えることです。
- 直喩、隠喩、擬人法を使えるようになりましょう。
- 最初は直喩を磨きましょう。
- 例え話は「教えたいことA」と「共通の知識B」で考えましょう!
参考図書
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