良い文章を書きたい人は、名文を読みましょう【さらなる向上を目指して】
こんにちは!ハヤです。
読書をベースに、いろいろな知識やスキルを身に付けています。
今は文章術を学んでいます。
前回は
「文章を正しく書く」でした。
「正しく書く」とは、
- 相手に伝える
- 誤解なく伝える
- 情報のモレなく書く
でした。
今回は
「名文を読む」です
名文を読むとは?
名文とは良い文章を読むことです。
- 「おもしろいな」
- 「好きだな」
- 「こんな文章が書きたいな!」
と思える文章を指します。
文章が上手くなりたければ、まず手本となる名文を探すことです。
「文章の師匠」を探します。
良い文章を書くために、名文から学びましょう。
なぜ名文を読む?
言葉は自分で生み出せないからです。
有名な作家もいきなり0から始めたわけではありません。
お手本となる文章がどこかにあったはずです。
先人にはさらに先人がいるはずです。
名文を読むメリット
名文を読むことによって得られるメリットは主に3つあります。
- 語彙を増やせる
- 言葉遣いが学べる
- 文章のリズムが身に付く
それぞれ見てみましょう!
その1:語彙を増やせます。
あなたは小説は文字数をご存知ですか?
実際には決まりはありません。
だいたいの文庫本は10万字程度の本が多いそうです。
文字を目にするすることが多い人ほどたくさんの言葉に出会っています。
私も小説をよく読みます。新しい言葉を知るたびにどこか充実感があります。
漢字もある程度習ってきたのに、世の中知らない言葉がまだまだありますね。
語彙力を増やすなら、まずは読書でたくさん言葉を知ることがオススメです。
その2:言葉遣いが学べる
名文を読むことで、言葉遣いを学べる事です。
文章を読むことで学ぶことができます。
本を読めば、言葉遣いが学べると思います。
エピソード①:「言葉遣い」の痛い思い出
ここで、忘れられないエピソードがあります。
私は高校時代まで、あまり本を読んでいませんでした。
高校時代の部活に入部しました。しばらくして、ある日先輩に呼ばれました。
「ハヤくん、言葉遣いに注意した方が良いよ」
と言われました。
最初は「?」でした。今まで私は敬語を使っているつもりでした。
先輩曰く「~っス」は辞めたほうがいいと指摘されました。
言われるまで生意気な後輩だと思われていたらしいです。
(そのあとはだいぶ馴染みました)
当時は、人一倍「~です」を意識して使うようにして解決をしました。
で、その後いろいろあって本を読み始め、本から言葉遣いを学ぶことができました。
その3:文章のリズムが身に付く
名文を読むことで、文章のリズムが身に付きます。
以前「見た目を整えると文章のリズムもよくなる」話をしました。
改行のタイミング、段落の区切り方、句読点の打ち方、表記によって文章のリズムが変わることを書きました。
今回は少し違います。
名文による文章のリズムとは、言葉や表現の仕方のことを指します。
つまり
- 前回は「文章全体のリズム」
- 今回は「文章内容のリズム」
になります。
文章のリズムも大事ですが名文を読むことで心地の良いリズム感が身に付いてきます。
名文の見つけ方
こんな風に「書いてみたいな~」と思えるような名文を見つけます。
見つけ方は2つあります
- 好きな本の場合
- 有名作家が学んだ本を読む
①好きな本の場合
文字通り、自分の好きな作家の本を読むことです。
読み手には人間関係と同じように好き嫌いがあると思います。相性があります。
自分が好きな作家はフィーリングが合っていると同じだと思うので、その作家の本をまとめて読むすることもオススメです。
私は池井戸潤さんの本をひと通り読みました。かなり影響を受けました。
影響を受けすぎて、いつの間にか、金融機関に就職していました。
大学時代に社会人とはどういうことかを知りたかったことが、きっかけです。
(あとは半沢直樹が始まった時の影響もあります)
「正義感」や「社会とは何か」を池井戸潤さんの本から学びました。
(半沢直樹シリーズの1作目です)
(庶務行員が主人公の話です)
個人的に名作です。
②有名作家が学んだ本を読む
文章のプロたちが読んだ本を繰り返し読むことです。師匠の師匠です。
師匠の師匠が繰り返し読んで身に付けた本を読みめば、自然と師匠の文章にも近づくことができます。
読みづらい本に挑戦するのもいいかもしれません。
自分に負荷をかけることで文章力が養われるからです。文体が古い本がオススメです。
気になったら、有名作家が読んだ本をネットで調べるのといいかもしれません。
自分に合う本が見つかったら
- 繰り返し読む
- 書き込む
- キーボードで打ち込む
1ずつ確認しましょう!
①繰り返し読む
良い文章が書けるようになりたければ、多読より繰り返し読む方が効果的です。
理由は、同じことを何回も繰り返す方が、頭に定着しやすくなるからです。
スポーツや楽器と同じです。1つの基礎をひたすらやることで技術が上がります。
文章も同じです。繰り返しやることで、あなたの血となり肉となっていくでしょう。
- 文章術を身に付けたい
➡ 多読 < 繰り返し読む
- 物語を楽しみたい
➡ 多読 > 繰り返し読む
②書き込む
写経です。良いと思った文章をひたすら書き写すことです。
お手本の文体を書いているうちに、考え方や思想も自分の中に入ってくるからです。
読むだけではわかりません。文章にじっくり向き合うことでわかる世界ですね。
文章を書く目的は人それぞれです。趣味が名文を書き写すなら良いです。
それ以外の方は、目的に沿って書き写すようにします。
良い文章であれば、会社の先輩であろうと新聞であろうとなんでも書き写します。
例えば、ライターになりたければ、尊敬する人のブログや文章を書き写します。
小説を書きたければ好きな作家の本を書き写すこともあります。
③キーボードで打ち込む
キーボードで良い文章を書き込むことが出来ます。
注意が1つあります。写すことキーボードでカタカタと単純作業にならないようにしましょう!文章や体験を自分の中に吸収するつもりで打ち込みましょう。
手段はいろいろあります。
ブレイク:写経について
写経はお経を書き写すことです。実は平安時代からあるそうです。
心が落ち着いたり、脳が活性化したり、字がきれいになるなどの魅力があります
まとめ:名文を読むことで、文章をより良いものにしてくます。
名文を読むことで、自分の文章をより良くできることがわかりました。
名文を見つけ次第、繰り返し読んだり、書き写すことで書いた人の思考が辿れる話もしてきました。
私も好きな名文を繰り返し読むようにします。書く手段があることは知らなかったので今回を機に書き写していきたいと思っています。
これから「文章を書きたい、書かなきゃいけない」人は、モデルを見つけるといいでしょう。
最初は徹底的にマネすることがいいと思います。いつの間にかオリジナルの文章ができますから。
読書が近道です。
- 名文は今のあなたの文章よりも良くなります
- 名文の見つけ方は「好きな作家」や「有名作家が読んだ本」があります
- 名文を見つけたら「繰り返し読む」「書き写す」などしましょう。
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